【行政書士試験】市販模試がオススメ!?公開模試と市販模試の違いを解説

マークシート方式のテスト

『〇〇模試で●●人中何●位でした』『△△模試 記述抜きで合格点いったよ』『□□模試でA判定だった』
7月ぐらいから、Twitter等のSNS上ではそのような投稿が増えます。それは大手予備校が主催する『公開模試』を受験された方々の投稿です。

しかし私は、そのような『公開模試』ではなく、街の本屋さんで購入できる『市販模試』をメインに学習し、合格することができました。本記事では、公開模試市販模試それぞれの特徴を説明したうえで、なぜ私が市販模試をオススメするのか?について記載しています。

なお、本記事の前提として、基本的に短期間で合格を目指している受験生に向けた文章となっておりますので、その点ご了承下さい。

目次

行政書士試験対策には市販模試がオススメ!公開模試と市販模試を解説

公開模試とは?市販模試とは?

そもそも公開模試市販模試とはどのようなものか、本記事における定義は下記の通りとしています。

公開模試とは…

  • 本試験に向けて、各予備校がその年の7月ぐらいから実施している模試。
  • 会場受験と自宅受験を選び、決められた期日に受験する。(一部自宅受験のみの模試もあり)

市販模試とは…

  • 本屋で購入できる書籍として市販されている模試のこと。
  • 決められた期日はなく、自分のタイミングで受験する。
  • 自己採点形式で、全体順位は分からない。

※一般的に模試といえば公開模試のことを指しています。


冒頭にも記載したとおり、公開模試が実施されると、SNSでは「記述抜きで合格点超えた」「A判定がでた」などの情報で溢れます。公開模試を1回しか受験せず市販模試メインだった私は、そのようなSNSの情報を見ると「受けなくて大丈夫かな?」「申し込んでおけば良かったな」などと不安に思っていました。しかし今になって振り返ってみると、私は市販模試のみで問題無かったと考えています。

私が市販模試を推す理由はズバリ↓↓↓

受験生に大切な三要素『時間』『お金』『心』の節約になる!

ということです。どういうことなのか、次章から詳しく説明していきます。

公開模試と市販模試の比較

まず各模試それぞれの特徴(メリット)を比較してみると、おおよそ下記の通りです。

公開模試市販模試
・受験者の中での順位が分かる
・本試験の雰囲気が味わえる(会場受験の場合)
・一般知識で最新の時事問題が出題される
・記述式問題を、予備校側が採点してくれる
・価格が安い
・自分のタイミングで受験できる

比較してみると、公開模試の方がメリットが多いように見えます。しかし行政書士試験においては、公開模試のメリットが必ずしもメリットとは言えないと考えています(少なくとも法律初学者であった私には)。以下にその理由を記載していきます。

『受験生の中での順位が分かる』は必要?

公開模試では同じ模試を受けた受験生の中で、自分は何位なのかが分かります。しかしよくよく考えてみると、行政書士試験で、他人との比較は重要ではありません。なぜなら行政書士試験は、司法書士試験や社労士試験などとは違い、180点という合格点が決められている絶対評価の試験だからです。公開模試で他人と比較することによって、慢心が生まれたり、逆に絶望してしまったりと、かえってモチベーションが下がり勉強に悪影響を与えてしまう可能性があります。特に私のような法律初学者は、思うような順位や評価にならず不安に駆られてしまうことでしょう。しかも模試は本試験の直前期に実施されますが、半年で合格しようとしている法律初学者が一番成績が伸びるであろう直前時期には、精神状態を安定させておくことは大切です。無駄に精神を消耗させないためにも、公開模試は必要最小限にして、地道に学習するのがオススメです。

『本試験の雰囲気を体感する』は必要?

公開模試では会場での模試も行われています。会場での模試を受験することにより、普段の学習環境では体験できないような周りの雑音や、香水のにおいなどに慣れておくことができます。しかしながら私は会場模試は受験しませんでした。受験しなかった理由は下記です。

  1. 会場が遠かった…最寄りの会場が県外
  2. もともと検定試験に慣れていた…他の資格取得の際の試験で会場の雰囲気には慣れていた
  3. 受ける余裕がなかった…時間的にも、金銭的にも…

学習時間をどうにか捻出していた私にとって、県外までの移動に時間を割かれるのが一番のネックでした(遠い分交通費も高価!)。私は勉強を始めたのが4月の初学者であり本試験まで半年しか時間が無いため、模試で新しい問題を解くより、普段の過去問学習を優先しました。また、私は前職で他の資格試験(危険物、生産士など)を受験していたので、試験の雰囲気は知っていました。その時の経験から、周りの雑音などは試験に没頭してしまえば気にならない体質なのは知っていました。私と同じように試験会場の雰囲気に慣れているような受験生にとっては必ずしも会場での模試は不要だと思います。

『一般知識の時事問題』は公開模試でなくても対策できる。

公開模試では一般知識の政治・経済・社会分野として、最新の時事問題に対応した問題が出題されるというメリットがあります。しかし、行政書士試験の政治・経済・社会分野の範囲は膨大です(そもそも範囲が無いといってもよい)。大手予備校といえども、的中させることは至難の業です。そのため一般知識は『情報通信分野・文章理解』の対策をメインに学習するべきなのです。本試験で出題される可能性が極端に少ない、政治・経済・社会の時事問題目当てで公開模試を受験する必要はありません。もし政治・経済・社会を学習する場合には、勉強の合間などに新聞・ニュースをみる、もしくは中高生の受験生向けの動画を見るぐらいに留めておき、その分、法令科目や情報通信分野の勉強に注力しましょう。

『予備校が記述問題の採点をしてくれる』は必要?

最後に『記述式問題の採点』についてです。行政書士試験で60点という大きな配点が割り振られていますので、予備校講師のプロの目で採点してもらえることはとてもありがたいことです。しかしながら一般に販売されている市販模試も必要なキーワード毎の配点や、問題に対する解説もしっかりしていますので、自己採点でも十分でした。また実際の本試験では、合格者の数を記述式問題で調整しているという噂(あくまで噂・都市伝説)もありますので、自己採点で多少厳しめに採点予想しておくぐらいが丁度良かと思われます。

参考:公開模試を受けるべき受験生の特徴

記載してきた通り、必ずしも公開模試を受験しなくてもよいと私は考えておりますが、逆に受験した方が良い受験生の特徴を参考までに下記に記載しておきます。このような方は実践を重ね、合格をより確実にするためにも公開模試を受験しましょう。(受けすぎ注意)

  • 予備校(会場)が近い、または予備校に通学している受験生
  • 資格試験の経験が無い、または試験場の雰囲気を忘れた方
  • すでに一通りの過去問学習が完了しているような中・上級者

まとめ:市販模試はお金、時間、そして心の節約になります

本記事で私が伝えたかったことをまとめると下記の2つです。

  • 初学者が無理に公開模試を受けなくても良い。
  • 移動に費やす時間や交通費は無駄。いつもの環境でコツコツ勉強を。

無駄な出費は誰しもが抑えたいと思っていると思います。また社会人受験生にとって学習時間を確保することは容易ではありません。そして何より精神面からの勉強への負担は極力少なくするべきです。よって順位が出る公開模試を無理に受ける必要はなく、普段の勉強をコツコツとこなすこと、これが合格するための秘訣ではないでしょうか。こういった点で、普段の勉強の延長線で受験できる『市販模試』は有用な教材といえると思います。

別記事で私が購入して実際に使用した市販模試を紹介していますので、参考にして下さい。

なお、行政書士の試験に合格するためには本試験で自分なりの『時間配分』『解く順番』を決めておくことが重要であり、模試はそれらを決めるための重要な要素になります。そのため、公開模試でも市販模試でもどちらでも良いので、必ず何かしらの模試は受けて下さい。模試の重要性(『時間配分』と『解く順番』)については別記事で解説していますので、そちらを参照して下さい。

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